ファイルを「コマンド プロンプト」コンソールから開く方法

「コマンド プロンプト」からファイルを開く方法は、GUIを使わずにドキュメントやアプリを素早く起動できる手段です。システム復旧時やタスク自動化、エクスプローラが使えない場合に有効です。柔軟性の異なる複数の起動方法を解説します。

方法1: ファイルのあるフォルダへ移動してから起動

この方法は、同じフォルダ内にある複数のファイルを連続して開く場合に適しています。フォルダへ移動するとコンソールがパスを記憶するため、以降のファイルは名前だけで起動できます。

  1. 「コマンド プロンプト」を起動します。Win+Rを押し、cmdと入力してEnterを押します。ファイルが管理者権限を必要とする場合(インストーラ等)、入力前にCtrl+Shift+Enterを押すか、検索結果から「管理者として実行」を選択します。従来のコンソールの代わりにPowerShellやWindowsターミナルも使用できます。
  2. ファイルのあるフォルダへ移動します。エクスプローラのアドレスバーからフォルダのフルパスをコピーします。コンソール画面でcd、半角スペースに続き、コピーしたパスを貼り付けます。例:cd C:\Users\User_Name\DocumentsEnterを押します。パスに空白が含まれる場合は、パス全体をダブルクォーテーションで囲みます:cd "C:\My Files\Docs"
  3. エクスプローラが使えない場合は、順番に移動します。階層ごとにcdを使います。例:cd C:\UsersEnter、次にcd User_NameEnter、次にcd DocumentsEnter。現在のフォルダの中身を表示するにはdirと入力しEnterを押します。
  4. ファイルを起動します。start File_Name.Extension(例:start report.pdf)と入力しEnterを押します。別の構文として.\File_Name.Extension(例:.\script.bat)も使えます。.\は現在の場所からファイルを探す指示です。ファイル名を入力し始めてTabキーで自動補完し、Enterを押す方法もあります。

方法2: 移動せずフルパスで起動

この方法は1回だけの起動時に時間を節約できますが、長いアドレスを正確に入力する必要があります。コンソールの現在のパスは変わらないため、同じフォルダの複数ファイルを扱うのには不向きです。

コンソールを起動します(前の方法の手順1を参照)。

ファイルのフルパスを名前と拡張子まで含めて1行で入力します。

例:C:\Users\User_Name\Desktop\Project\readme.txtEnterを押します。cd.\は不要です。システムが自動的に関連付けられたプログラムでファイルを開きます。

方法3: 特定のプログラムでファイルを起動

この方法は、ファイルを既定以外のインストール済みアプリで開きたい場合に使います。ファイルを処理するプログラムを自分で選択します。

  1. コンソールを起動します。
  2. プログラムがシステム環境変数PATHに登録されている場合(notepad、explorer、taskmgr等)、プログラム名、半角スペース、ファイル名の順に入力します。例:notepad document.txt。この場合、事前にファイルのあるフォルダへ移動しておく必要があります(方法1参照)。
  3. プログラムがPATHにない、またはファイルが別の場所にある場合は、プログラムとファイルの両方のフルパスを指定します。構文:"Program_Path.exe" "File_Path"。例:”C:\Program Files\Notepad++\notepad++.exe" "C:\Users\User_Name\Documents\script.py"。パスに空白が含まれる場合はダブルクォーテーションが必須です。

方法4: PATHに登録されたプログラムの起動

環境変数PATHにはシステムユーティリティや一部のインストール済みプログラムへのパスが含まれます。これらは、どの場所からでも拡張子.exeやフルパスなしで名前だけで起動できます。

  1. 任意の場所でコンソールを開きます。
  2. プログラム名を入力しEnterを押します。標準コマンドの例:explorer(コンソールの現在位置でエクスプローラを開く)、notepad(メモ帳を開く)、taskmgr(タスクマネージャを開く)、cmd(新しいコマンドプロンプトを開く)。ファイルを開くには、プログラム名に続けてファイル名を入力します:notepad mylog.log

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