「Out of memory」エラーの修正方法
Windowsで「Out of memory」エラーが発生した場合の主なソフトウェア的診断・解消法をまとめた。スタートアップ管理から仮想メモリ設定、Google Chromeの最適化までを網羅する。
方法1:不要なプログラムの無効化
アプリケーション起動時にメモリ不足が通知された場合、まずバックグラウンドプロセスを閉じるかPCを再起動する。次にWindowsと同時に起動しリソースを消費するプログラムを確認する。
- タスクバーを右クリックし「タスクマネージャー」を起動する。
- 「スタートアップ」(Windows 11では「スタートアップアプリ」)タブに切り替える。
- 一覧から不要な項目を選択し「無効にする」をクリックする。
- 必要に応じ「プロセス」タブでメモリ使用量が多いタスクを選択し「タスクの終了」を実行する。
- システムを再起動して変更を適用する。
方法2:互換性の確認
ゲームや高負荷ソフトウェアの実行前には、要求スペックと自PCの仕様を照合する。特に実装RAM容量が重要で、4GBの環境で最小16GBを要求するアプリは起動できない。要求仕様は開発元公式サイトで確認し、実装RAMは「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認する。
方法3:ゲーム設定の調整
RAMとGPU負荷を下げるため、ゲーム内グラフィック設定を開き低プリセットを選択するか手動で各項目を最小化する。またプログラムファイルの破損が原因の場合は完全再インストールを試す。
方法4:システムドライブのクリーンアップ
C:ドライブの空き容量不足は仮想メモリ確保失敗の原因となる。Windowsの安定動作には空き領域が必要なため、「ディスククリーンアップ」(cleanmgr.exe)またはWindows 11の「記憶域」→「クリーンアップの推奨事項」から一時ファイルやキャッシュを削除する。
方法5:メモリ診断
物理的なRAMモジュールの故障を疑う場合、Win+Rで「ファイル名を指定して実行」を開きmdsched.exeと入力、今すぐ再起動してチェックするを選択する。再起動後に診断ツールが起動し、ログイン時に結果が通知される。
方法6:仮想メモリ(ページファイル)の変更
物理RAMが逼迫した際にディスク上へデータを退避させるページファイル(pagefile.sys)が無効または過小だと起動エラーとなる。「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「パフォーマンス」の「設定」→「詳細設定」タブ→「仮想メモリ」の「変更」を開き「すべてのドライブのページングファイルサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、システムドライブを選択して「カスタムサイズ」で初期と最大サイズをMB単位で設定する。
方法7:Google Chromeの問題修正
Chrome使用時にタブを開く際エラーが出る場合、一般対策に加えブラウザ固有の設定でRAM消費を抑制する。
方法7-1:パフォーマンス設定
未使用タブを自動的に休止させるメモリセーバー機能を有効化する。
- 右上の三点アイコンから「設定」を開く。
- 左メニューの「パフォーマンス」を選択する。
- 「メモリセーバー」のトグルをオンにする。
- 動作モードを「バランス」に設定する。
方法7-2:キャッシュの消去
蓄積キャッシュの削除でディスク領域を解放し内部データ不整合を修正する。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」→「詳細設定」タブで期間を「全期間」、キャッシュされた画像とファイルにチェックを入れデータを削除する。
方法7-3:内蔵タスクマネージャー
Chrome独自のタスクマネージャーで各要素のRAM使用量を確認し強制終了する。
- メニュー→「その他のツール」→「タスクマネージャー」を開く。
- 「メモリ」列でソートし、異常消費しているプロセスを選択する。
- 「プロセスを終了」ボタンを押す。
方法7-4:拡張機能の確認
インストール済み拡張機能がリソースを圧迫し競合する場合がある。広告ブロッカーは負荷軽減に有効なため無効化対象外とする。
- メニュー→「拡張機能」→「拡張機能を管理」を開く。
- 不要または疑わしい拡張機能のトグルをオフにしてエラーが解消されるか都度確認する。
- 原因と判明したら「削除」をクリックしブラウザを再起動する。
方法7-5:ハードウェアアクセラレーションの無効化
CPU負荷の一部をGPUに移譲する機能だが、ドライバの影響でメモリリークを誘発する場合がある。「設定」→「システム」で「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」をオフにし、再起動ボタンを押す。
方法7-6:ブラウザのビット数
64bit版Windows環境に32bit版Chromeをインストールするとメモリ制限でエラーが生じる。「設定」→「Chromeについて」でバージョン情報を開き64ビット表記があるか確認する。表記がなければ32bit版であるため、公式サイトから64bit版をダウンロードし再インストールする。OSのビット数は「設定」→「システム」→「バージョン情報」で確認可能。非力なPCでアップグレード困難な場合は軽量ブラウザへの移行も有効な代替策となる。